国宝太刀 銘「國宗」の紹介

 
刃長81.4㎝  反り2.7㎝  元幅3.3㎝  先幅2.0㎝
照國神社蔵 黎明館受託

島津家に伝来し、昭和2年6月、島津忠重が先祖忠久の700年祭にあたって照國神社に奉納したものである。この太刀は、戦後アメリカに渡り、一時行方を失っていたが、アメリカ人愛刀家ウォルター・コンプトン氏の入手するところとなり、昭和38年日本に返還され、その後太刀は東京国立博物館に保管されていたが、現在は鹿児島県歴史資料センター黎明館に保管され、年2回(1月・8月)特別展示されている。

国宗は備前国の刀工で、同国の一文字派や長船派と系統を異にする直宗派である。同銘が二代ないし三代にわたっているので、その作刀期間は鎌倉中期から末期にかかっている。初代国宗は備前三郎と称し、後に京の粟田口派の刀工国綱と共に鎌倉幕府に召されて鎌倉鍛冶の開拓者の一人となったが、その作風は備前伝に終始して得意の華やかな丁子刃を焼いた。この太刀は身幅広く、腰反り高い踏張りのある堂々とした姿に、鎌倉時代中期の特色がある。

 
 
 


津齊彬公
(鶴嶺神社蔵)

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